この記事を要約すると・・・
・リユースを行うことで製品をお値打ちに購入でき、資源浪費の抑制や、CO2削減にもつながる。
・具体的な取り組みはDIYや修理、フリマアプリ、リユースショップ、交換イベントへの参加、市町村主催のリサイクルイベントなどがある。
・リユースの実例はスウェーデンの「ReTuna」モールや、自治体が運営するメルカリShops、衣類リユースなどがある。
リユースで広がる可能性
リユースのメリット
安く手に入る
中古品は新品よりも安価で手に入ることが多いため、経済的にも優れています。例えば、中古の家具を購入することで、新品を購入する金額よりも安く購入できたり、多少の傷や使用感を気にせず実用的に使用できたり、木製のものは経年変化による新品にはない風合いを楽しむことができます。
無駄な生産を抑える
新品を購入する代わりに中古品を利用することで、不要な製品の生産を減らし、資源の浪費を防ぐことができます。製品の生産を抑えることができれば、廃棄物も抑えることができます。
二酸化炭素の排出量を抑える
製品の製造には大量のエネルギーが必要であり、その過程で二酸化炭素が排出されます。中古品を使うことで新品を製造する場合のエネルギー消費を削減することに繋がり、環境に優しい選択をすることができます。
リユースへの取り組み
DIYや修理
古くなった家具や衣類を自分でリメイクしたり修理することで、新たな価値を生み出すことができます。例えば、古いデニムジーンズをリメイクしてトートバッグを作ったり、傷んだテーブルを磨いて新しい塗装を施すことで、新品同様の輝きを取り戻すことができます。
フリマアプリ
メルカリ、ヤフオク、ジモティーなどのフリマアプリを活用して、中古品を購入・販売しましょう。使わなくなったものを出品することで、他の人に喜ばれるアイテムに生まれ変わります。
リユースショップ
ブックオフやセカンドストリートなどのリユースショップで、中古品を探してみてください。手軽に良質な中古品を見つけることができます。
交換イベント
地域で開催される交換イベントに参加して、不要になった物を他の人と交換しましょう。これにより、コミュニティとのつながりが強まり、持続可能な消費の促進に繋がります。
市町村の回収・販売イベント
各市町村が主催するリユースイベントに参加して、リユース活動を広げましょう。例えば、定期的に開催されるバザーやリサイクル市での購入や寄付は、地域全体でのリユース推進に貢献し、持続可能な社会の実現に近づきます。
リユースの実例
ReTuna(リトゥーナ)モール
2015年にスウェーデンでオープンした「ReTuna(リトゥーナ)」は、世界で初めてのリサイクルショッピングモールです。花屋、ヴィンテージショップ、インテリアショップ、本屋など、すべての商品は住民がごみとして持ち込んだものから構成されています。売れないものは寄付され、それでも残ってしまうものはリサイクルされます。毎日600-700人ものお客様が訪れるこのモールは、リサイクルとリユースの素晴らしさを体現しています。
自治体の不用品をメルカリshopsで販売
多くの自治体がメルカリShopsで不要品を販売し、リユース活動を行っています。売り上げが多い自治体では半年間で約530点ほど販売し、ごみ削減に繋げています。
衣類リユース
近年、衣服の生産から着用、廃棄までの環境負荷を考慮した「サステナブルファッション」への取り組みが広がっており、店舗などで回収サービスを取り入れるところが増加しています。また、回収後の服をリサイクルして新たな製品を作り出す取り組みを行っている企業・ブランドもあります。