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海洋プラスチックって?【創業1961年リサイクル企業が解説】

海洋プラスチックが問題になってるよね、どんな影響があるのかな?
人間だけじゃなくて生き物にも大きな影響が出ているんだよ、一緒に勉強していこう!

この記事を要約すると…

  • プラスチック製品が海に流れ込み、環境に悪影響を及ぼすことが問題視されている。
  • 波や紫外線により微細化されたものはマイクロプラスチックと呼ばれる。
  • プラスチックごみは川を経由して海に流れ込み、海洋生物や生態系に悪影響を及ぼす。
  • トーエイ株式会社もリサイクル活動を推進し、再生プラスチック市場の拡大に貢献している。

海洋プラスチックとは?

海洋プラスチック問題は、プラスチック製品が海に流れ込むことで引き起こされる深刻な環境問題です。たとえば、プラスチック製品が自然に分解されるまでに長い年月海洋中に漂い続け、その過程で微細化されたものはマイクロプラスチックと呼ばれるようになります。プラスチックごみを減らすためには分別を徹底し、できる限り資源化することが大切だと言われています。

 

海洋プラスチックの原因と影響

使い捨てプラスチック製品の増加が問題を悪化させており、2022年には約4億3000万トンのプラスチックが生産されました。海洋ごみの7〜8割は街で捨てられたプラスチックで、これらが最終的に川から海に流れ込みます。一度海に流出したプラスチックごみは、波や紫外線の影響で小さな粒子となり、5mm以下になったものはマイクロプラスチックと呼ばれます。これらは自然に分解されないため、数百年間以上も海中に残り続けると考えられています。

生態系への影響は海洋生物が誤ってプラスチックを摂取することで健康被害を受け、生態系全体に影響を及ぼします。そのため、生物濃縮の影響で人間の体内にプラスチックが取り込まれる可能性があります。

海洋プラスチック問題に取り組むためのアクション

プラスチック製品は分別・リサイクルを行うことでプラスチック製品の生産量を減らすことができます。リサイクルには再生利用の「マテリアルリサイクル」、熱エネルギーの回収「サーマルリサイクル」、化学製品の原料「ケミカルリサイクル」があります。リサイクルされたプラスチックは再利用することができます。

個人でできる4つの対策:今日から始めるエコライフ

 

環境問題がますます深刻な課題となっていますが、私たち一人ひとりができる対策もあります。

  1. リサイクルの徹底
    リサイクルボックスを積極的に利用してみましょう。家庭の廃棄物をしっかりと分別して捨てることで、リサイクル可能な資源が適切に再利用されます。
  2. 詰め替え商品を選ぶ
    環境にやさしい詰め替え可能なシャンプーや洗剤などを選ぶことで、不要なプラスチックの削減に繋がります。
  3.  アップサイクル商品の購入
    再利用された素材で作られたアップサイクル商品を積極的に選ぶことで、限りある資源の有効活用することが可能です。
  4. ボランティア活動
    地域の清掃活動や環境保護団体のボランティアに参加することで、直接的に環境保護に貢献することができます。地域の美化や自然保護活動に参加する時間を見つけて参加してみましょう。

企業で行っている対策:持続可能な未来へ

 

企業も環境保護や持続可能な企業活動の一環として、さまざまな対策を行っています。

  1. プラスチックの再資源化
    使用済みプラスチックをリサイクルし、新たな資源として再利用する取り組みが広がっています。再資源化を行うことで、廃棄物の削減と循環型社会の実現が期待されます。
  2. 包装プラスチックの削減
    商品の包装に使用するプラスチックを可能な限り減らすことで、環境負荷を軽減する取り組みも注目されています。

自治体で行っている対策:地域全体でのエコ活動

 

自治体でも、環境対策を行うことが重要視されています。

  1. 横浜市の取り組み
    横浜市では、8市連携による海洋プラスチックごみ削減啓発プロジェクトを展開しています。このプロジェクトでは、市民への啓発活動を通じて、ポイ捨てされたプラスチックごみが環境に与える影響やポイ捨てをしないこと、ごみ拾いの重要性を伝えることを目的としています。具体的には、啓発動画の作成や公開を行い、市民一人ひとりの意識向上を図っています。
  2. 大阪府の取り組み
    大阪府は平成31年に大阪市と共に「おおさかプラスチックごみゼロ宣言」を行い、G20大阪サミットでは「大阪ブルーオーシャン・ビジョン」を共有しました。このビジョンを基に、大阪府では海洋プラスチックごみ対策に積極的に取り組んでいます。例えば、大阪府は令和元年に大阪湾を浮遊するマイクロプラスチックの調査を実施しました。この調査で人工芝片の存在が確認されたことを受け、人工芝メーカーや施設関係者と協力し、スポーツ施設での流出抑制策を実践・検証しています。これにより、具体的な対策の効果を検証し、さらなる改善を目指しています。

トーエイでもプラスチックリサイクル!

トーエイ株式会社でもプラスチックリサイクルを行っています

プラスチック リサイクル事業 | トーエイ株式会社

 

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地球のためにもできることから積極的に行ていこう!