トーエイのリサイクルセンターでは、愛知県を中心とする多くの排出事業者様から産業廃棄物をお預かりし、安全かつ適正な中間処理を行っています。本記事では、リサイクルセンターの基本情報について解説します。
この記事でわかること
- リサイクルセンターの基本情報
- 受入可能な主要8品目と、現場の分別負担を減らす混合廃棄物の対応力
- トラック到着から出荷まで!中間処理の全6工程(概略)
- 主要設備と重機(概略)
- 安全・品質体制(概略)
リサイクルセンターの基本情報と受入品目

トーエイのリサイクルセンターは、愛知県を中心とする多くの企業様・排出事業者様から産業廃棄物をお預かりし、安全かつ適正に中間処理を行う中核拠点です。
| 拠点名称 | トーエイ株式会社 リサイクルセンター |
|---|---|
| 敷地面積 | 66,631㎡(うち51,348㎡は太陽光発電エリア) |
| 受入・営業時間 | 平日 8:00〜17:00 土曜 8:00〜17:00(※土曜の受入は月初めの1日のみ営業) |
大型トラックやダンプがスムーズに搬入できるよう、広々としたヤードと迅速な受入体制を整えています。
受入対応可能な産業廃棄物8品目と「混合廃棄物」

リサイクルセンターでは、法令で定められた以下の主要な産業廃棄物8品目、およびそれらが混ざり合った「混合廃棄物」の受け入れに対応しています。
- 廃プラスチック類
- 紙くず
- 木くず
- 繊維くず
- ゴムくず
- 金属くず
- ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず
- がれき類
- 混合廃棄物(上記品目が混ざり合ったもの)
搬入から出荷までの処理フロー(概略)

廃棄物を積んだトラックがリサイクルセンターに到着してから、新たな資源として生まれ変わり出荷されるまでには、6つの工程があります。
①受付・マニフェスト確認・トラックスケール計量
トラックが到着後、まずは事務所でマニフェスト(産業廃棄物管理票)と搬入物の内容を照合。その後、大型トラックスケールに車両ごと乗り、総重量を高精度に計測します。
②荷降ろし場での目視確認・土間下ろし
荷降ろし場へ移動し、現場担当者の立ち会いのもとで積載物を目視確認。契約外の品目や危険物(発火の恐れのある物)など混ざっていないかを厳重にチェックした上で、選別場の土間(床面)へ安全に荷降ろしを行います。
③土間選別(重機と人による粗選別)
床一面に広げられた廃棄物の山から、大型重機(ショベルやフォークリフト)と人の手を使って、サイズの大きい物や危険物、目立つ品目をスピーディーに取り除く「粗選別(事前選別)」を行います。
④プラントライン選別(機械選別2段階 + 手選別2系統)
粗選別を終えた廃棄物は、ベルトコンベアに乗って選別プラントへ送られます。
・機械選別機(2台): サイズや重量の違いを利用して大まかに自動ふるい分け。
・手選別ライン(軽量物・重量物の2系統): 熟練スタッフが目視と手作業で、プラスチック・金属・木くずなどを種類ごとに正確にピッキングします。
⑤各種中間処理(破砕・圧縮/減容固化/造粒固化)
選別された素材は、それぞれの特性に合わせて最適な加工を行います。
・破砕・圧縮: 容積をコンパクトに減容し、輸送効率とリサイクル効率を最大化。
・減容固化: かさばる発泡スチロールを細かく粉砕し、熱で溶かしてプラスチック原料「インゴット」を製造。
・造粒固化: 泥状の廃棄物(汚泥)に固化剤を混ぜて撹拌し、扱いやすい粒状の改良資材へと生まれ変わらせます。
⑥二次処理先・再資源化メーカーへの出荷
中間処理を終えた再生資源はトラックに積み込まれ、製紙メーカー、製鉄所、プラスチック再生工場などの二次処理先へ、高品質なリサイクル原料として出荷されます。
資源循環を支える主要設備と重機(概略)

廃棄物を滞りなく安定処理するため、リサイクルセンターには多彩な大型重機や専門機械が配備されています。
搬入・選別・構内運搬を支える重機群
- トラックスケール: 車両総重量を瞬時に測定。
- 大型重機(計9台): 土間選別、プラント投入、解体、トラック積込用として適材適所に配置。
- フォークリフト(計6台): 選別後や圧縮成形後の資材を安全・スピーディーに運搬。
容積を減らし、資源へ導く加工設備
- 機械選別機(2台):粒度・重量ごとの自動ふるい分け。
- 一軸破砕機(1台):一部の硬質プラスチック(安定型最終処分場行き)を破砕・減容する。
- 圧縮機(2台):全自動・半自動プレス機で、廃プラスチック(RFP原料)、紙くず(紙原料)、フレコン(PPチップ原料)を圧縮・結束。
- 発泡スチロール減容固化機:熱で溶かして棒状・ブロック状のプラスチック原料(インゴット)を製造。
- 汚泥造粒固化機:固化剤を混練し、汚泥を扱いやすい土木資材へ改質。
安全操業とコンプライアンスを守る現場の取り組み(概略)

廃棄物処理において最も大切なのは、「事故を起こさないこと」そして「法令を遵守し、お客様と近隣地域に安心を届けること」です。リサイクルセンターでは、日々のオペレーションに独自の安全・品質管理基準を設けています。
不適合品を入れさせない「受入3重チェック体制」
破砕機の故障や火災、適正処理の阻害を防ぐため、受け入れ時に3段階のチェックを徹底しています。
- 受付時: 事務所でのマニフェスト確認および品目の口頭ヒアリング。
- 荷降ろし前: 選別場での現場担当者による積載物の目視確認。
- 荷降ろし後: 荷物を広げた際、万一奥から処理困難物や危険物が発見された場合は、営業担当経由でお客様へ速やかにご報告し、安全な返却・対応を実施。
毎月「0のつく日」に機械を止めて行う2時間の一斉点検
リサイクルセンターでは、毎月「0のつく日」(10日・20日・30日)の朝8:00〜10:00に、工場の機械を完全にストップさせ、全員で2時間の定期一斉点検を実施しています。
日々の始業前点検に加え、月3回の徹底したメンテナンスを行うことで、突発的な設備トラブルやライン停止を未然に防ぎ、常に安定した受け入れ体制を維持しています。
近隣環境への配慮(防音テント・防臭対策)
周辺地域の皆様への配慮として、異臭の発生する恐れのある廃棄物は原則として受け入れていません。また、一部の設備には防音テントを設置し、騒音の低減に努めています。
さいごに
「工場や現場から出る産廃をどう処理していいか分からない」
「いろいろ混ざっているけれど、できる限りリサイクル率を高めたい」
トーエイのリサイクルセンターでは、大型重機と最新選別プラント、そして熟練スタッフの手選別を融合させることで、廃棄物の中から価値ある資源を最大限に救い出しています。
徹底した法令遵守と安全操業を通じて、排出企業様のサプライチェーンにおける環境負荷低減とサーキュラーエコノミーの実現を全力でサポートします。





