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都市鉱山とは?ゴミの山は宝の山!?リサイクルの最前線を解説【創業1961年リサイクル企業が解説】

トーくん、「都市鉱山」って、街の中に鉱山があるってこと?
なんだかふしぎな感じがするね。
良い質問だね、エイちゃん!
都市鉱山は実際の山じゃなくて、ぼくたちが使っているスマートフォンやパソコン、家電製品といった電子機器の中に眠っている金属資源のことを指すんだ。
へぇー!じゃあ、わたしたちの家にある古い家電も「宝の山」ってこと?
その通り!この記事を読めば、都市鉱山の基本やそこに眠る価値、ぼくたちがどう関わっていけるかまで詳しくわかるよ。
一緒に未来の資源探しの旅に出かけよう!

この記事でわかること

  • 都市鉱山の基本的な意味と、なぜ今注目されているのか
  • 都市鉱山に含まれる金やレアメタルなどの貴重な資源について
  • 日本における都市鉱山の可能性
  • 私たちが都市鉱山のリサイクルに参加するための具体的な方法

都市鉱山とは?ゴミの山は宝の山!リサイクルの最前線を解説

都市鉱山(としこうざん)とは、都市で大量に廃棄される使用済みの家電製品や電子機器の中に存在する再利用可能な有用な金属資源を鉱山に見立てた言葉です。天然の鉱山から資源を採掘するのではなく、都市に集積された人工物から資源を回収・リサイクルするという新しい資源開発の考え方です。

都市鉱山の定義

スマートフォン、パソコン、テレビ、エアコンといった多種多様な電子機器の電子基板には、金、銀、銅といった貴金属や、インジウム、パラジウムといったレアメタル(希少金属)が微量ながら含まれています。これらの使用済み製品を「鉱石」とみなし、そこから金属を効率的に取り出して再資源化する一連の取り組み全体が都市鉱山開発と呼ばれます。

なぜ今、都市鉱山が世界的に注目されるのか?

都市鉱山が注目される背景にはいくつかの理由があります。まず、天然鉱石の枯渇リスクや採掘コストの高騰です。また、特定の国に偏在するレアメタルなどは、国際情勢によって価格が変動しやすく、安定的な確保が難しいという地政学的リスクも抱えています。その点、国内に存在する都市鉱山は、海外からの輸入に頼らない貴重な国産資源となり得ます。さらに、リサイクルは天然鉱石から精錬するよりも少ないエネルギーで済むため、CO₂ 排出量を削減できるという環境面でのメリットも大きいのです。

都市鉱山に眠る貴重な資源とは?金・銀からレアメタルまで

都市鉱山には、私たちの生活に欠かせない様々な金属が眠っています。

主な対象となる使用済み製品

都市鉱山の主な対象は、いわゆる「E-waste(電子廃棄物)」です。代表的なものには以下のような製品があります。

  • 携帯電話・スマートフォン
  • パソコン(デスクトップ、ノート)
  • デジタルカメラ
  • ゲーム機
  • テレビ、冷蔵庫、エアコンなどの家電製品

都市鉱山から採掘される金属の例

これらの製品からは、実に多様な金属が回収されます。

  • 貴金属:金、銀、白金、パラジウム
  • ベースメタル:銅、鉄、アルミニウム
  • レアメタル:インジウム(液晶パネル)、ネオジム(モーター磁石)、タンタル(コンデンサ)など

例えば、携帯電話1トン(約1万台)からは、天然の金鉱石の数十倍もの量の金が回収できると言われており、その資源価値の高さがうかがえます。

日本は世界有数の資源大国?日本の都市鉱山の驚くべき規模と可能性

資源のほとんどを輸入に頼る日本ですが、都市鉱山という観点では、世界でも有数の「資源大国」であると言われています。

日本に蓄積されている都市鉱山の価値

物質・材料研究機構(NIMS)の試算によると、日本国内に蓄積されている都市鉱山に含まれる金の総量は約6,800トンとされ、これは世界の現有埋蔵量の約16%に相当します。銀やインジウム、スズなど他の多くの金属においても、世界埋蔵量に対して大きな割合を占めており、その潜在的な価値は数十兆円にものぼると言われています。

小型家電リサイクル法と都市鉱山の関係

この豊富な都市鉱山を有効活用するため、2013年に「使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律(小型家電リサイクル法)」が施行されました。これは、これまで埋め立てられていた小型家電を自治体や認定事業者が回収し、そこに含まれる有用な金属をリサイクルする仕組みを定めたものです。この法律が、日本の都市鉱山開発を推進する上で重要な役割を担っています。

▶小型家電リサイクル法についてはこちら

1小型家電リサイクル法~法律の概要・関係法令~|環境再生・資源循環|環境省
環境省のホームページです。環境省の政策、報道発表、審議会、所管法令、環境白書、各種手続などの情報を掲載しています。

都市鉱山開発が直面する課題と未来への展望

大きな可能性を秘める都市鉱山ですが、その開発にはいくつかの課題も存在します。

回収・リサイクル技術の課題

使用済みの製品を効率的に回収する仕組みの構築が大きな課題となっています。家庭に眠っている使用済み携帯電話のように、多くの小型家電が回収されずにいます。また、製品の小型化・複雑化に伴い、そこから有用な金属を高い純度で、かつ低コストで取り出すためのリサイクル技術のさらなる向上が求められています。

経済性と今後の可能性

金属の市場価格の変動によって、リサイクルの採算性が左右されるという経済的な課題もあります。しかし、技術革新によるリサイクルコストの低減や、環境規制の強化などを背景に、都市鉱山の重要性は今後ますます高まっていくと予想されます。AIによる解体プロセスの最適化などの新しい技術の導入も期待されています。

私たちにもできる!都市鉱山のリサイクルに参加する方法

都市鉱山のリサイクルは、国や企業だけの取り組みではありません。私たち一人ひとりの行動が、貴重な資源を未来につなぐために重要です。

使用済み小型家電の正しい処分方法

使い終わったスマートフォンやデジタルカメラなどの小型家電は一般ごみとして捨てずに、法律に基づいた適切な方法でリサイクルに出しましょう。多くの自治体では、公共施設や家電量販店に専用の回収ボックスを設置しています。お住まいの市町村のウェブサイトなどで回収場所を確認し、積極的に利用することが資源の有効活用に繋がります。

トーエイでも本社横にある「楽えこ」で小型家電の回収しているよ!
もし眠っている小型家電があったら持ってきてほしいな~

企業の取り組みと消費者の役割

リサイクル素材の製品を選ぶことは、企業の取り組みを応援し、市場を育てることにつながります。製品選びの際は、環境への配慮やリサイクルのしやすさといった視点を持つことも消費者として大切な役割です。

まとめ:都市鉱山は未来を拓く持続可能な資源

都市鉱山は廃棄される製品に新たな価値を見出し、循環型社会を実現するための鍵です。資源の乏しい日本にとって、それは未来の経済を支える重要な柱となる可能性を秘めています。私たち一人ひとりがリサイクルへの意識を高め、適切な行動を心がけることで、身の回りにある資源を未来へとつなぎ、持続可能な社会を共に築いていけるのです。

なるほどー!
都市鉱山って、ただのリサイクルじゃなくて、未来の資源を守るための大切なプロジェクトなんだね。
その通りなんだ。
ぼくたちのちょっとした行動が、未来の地球を豊かにすることに繋がるんだ。これからも、身の回りの環境問題にどんどん興味を持っていこうね!
うん!まずは家に眠っている使用済み携帯電話を、回収ボックスに持っていくことから始めてみるよ!