この記事でわかること
- 1939年の中島飛行機創設から続く「SUBARU半田工場」の歴史と現在
- トーエイ航空宇宙事業部が担う「中央翼(センターウイング)」のシーリング作業
- 燃料漏れを絶対に防ぐ!航空機の安全運航を支える高度な技術力
- 国際航空宇宙品質規格「AS9100(JIS Q 9100)」に基づく厳格な品質管理
中島飛行機からSUBARUへ。80年を超える半田工場の歴史
愛知県半田市にある「株式会社SUBARU航空宇宙カンパニー半田工場」は、日本の航空機産業の発展とともに歩んできた歴史ある生産拠点です。
半田工場が歩んできた航空宇宙の軌跡
- 1939年:「中島飛行機 半田製作所」として創設。戦前より日本の航空機製造の中核として重要な役割を担う。
- 戦後〜高度経済成長期:航空産業の再開とともに技術者・技能者が培った高度な技術を継承し、「富士重工業株式会社」の航空宇宙部門として発展。
- 現在(株式会社SUBARU):防衛航空機、民間航空機、ヘリコプター、さらには宇宙関連機器の製造までを手がける国内有数の航空宇宙生産拠点として、高品質なものづくりを世界へ発信。
このように半田工場は、80年以上にわたり日本の航空機づくりのDNAを受け継ぎ、進化を続けてきた拠点なのです。
トーエイ航空宇宙事業部の役割:機体の心臓部「中央翼」を支える技術
トーエイ株式会社の航空宇宙事業部は、このSUBARU航空宇宙カンパニー半田工場において、高度な技術請負企業として航空機製造の一翼を担っています。
当事業部が専門としているのは、航空機の「中央翼(センターウイング)」の機体組立および燃料タンクのシーリング作業です。
航空機の最重要部位「中央翼(センターウイング)」とは?

中央翼とは、左右の主翼と胴体を結合する、文字通り航空機の構造の「中心」となる最重要部位です。飛行中に機体全体にかかる強大な揚力や荷重を一身に受け止めるため、極めて高い組立精度と構造強度が要求されます。
命と安全を守る「燃料タンク シーリング作業」
さらに中央翼の内部は、航空機の燃料(ジェット燃料)を蓄える「燃料タンク」としての役割も兼ね備えています。
シーリング作業とは、機体の接合部やリベット・ボルトの周りに特殊なシール材をミクロン単位の精度で塗布・充填し、燃料漏れを絶対に防ぐための工程です。万が一の燃料漏れや気密性の低下は重大事故に直結するため、一切の妥協が許されない極めて責任ある作業です。
国際品質規格「AS9100(JIS Q 9100)」に基づく厳格な品質管理
航空宇宙分野のものづくりには、自動車や一般産業機械よりもはるかに厳しい品質基準が課されます。
トーエイ株式会社航空宇宙事業部では、国際的な航空宇宙品質マネジメントシステム規格である「AS9100(JIS Q 9100)」に基づき、徹底した作業標準化とトレーサビリティ(追跡可能性)の確保、継続的な改善活動(カイゼン)を推進しています。
- 徹底した品質検査:作業工程ごとの厳格な自主検査と工程管理。
- 技能の伝承と人材育成:高度なシーリング技能を持つスペシャリストの育成体制。
- 現場発のカイゼン活動:日常の小さな気づきから安全性と作業性を高める改善活動の推進。
まとめ:強固なパートナーシップで、世界の空の安全を支え続ける

歴史あるSUBARU航空宇宙カンパニー半田工場の中で、トーエイ航空宇宙事業部はSUBARU様との強固な信頼関係と協力関係を築きながら、ものづくりに邁進しています。
- 中島飛行機時代から80年以上続く半田工場の伝統と技術を継承。
- 航空機の最重要構造「中央翼」の機体組立・燃料タンクシーリング作業を専門に担当。
- 国際規格AS9100に基づく厳格な品質管理で、世界の航空機の安全運航に貢献。
私たちトーエイは、環境リサイクル事業を通じて美しい地球の未来を守る一方で、航空宇宙事業を通じて世界の空の安全を支え続けます。確かな技術と誠実なものづくりへの情熱を胸に、私たちはこれからも高い空を見つめて挑戦を続けてまいります。
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