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【環境保全×リサイクル】サンドウエーブG、ガラス生まれの再生砂の環境とくらしへの影響

ガラスびんってリサイクルの優等生って聞くけど、青色や緑色のガラスびんも全部リサイクルされているの?
実は、無色や茶色のびんは『びん to びん』のリサイクルが進んでいるけれど、青や緑などの色付きガラスびんはそのまま再生するのが難しくて、多くが他の用途に使われているんだよ。

この記事でわかること

  • リサイクル困難とされてきた色付きガラスびんが抱える課題
  • ガラス造粒砂「サンドウエーブG」の安全性とエッジレス加工
  • 天然砂の乱獲を防ぎ、川や海の生態系を守る効果
  • 都市のゲリラ豪雨やヒートアイランド現象を和らげる水循環機能
  • 残余年数が迫る最終処分場延命への貢献

色付きガラスびんの実態:年間10万トン超の回収と水平リサイクルの課題

私たちが普段使っているガラスびんは、回収して溶かせば何度でも新しいガラスびんへと再生できる水平リサイクル(びんtoびん)の代表格です。しかし、すべてのガラスびんが、もう一度びんに戻れるわけではないという事実をご存じでしょうか?

透明なびんや茶色のびんと違い、青色や緑色などの色付き(その他色)ガラスびんは、複数の色が混ざり合うと均一な色の再生ガラスを作ることが技術的に困難です。日本容器包装リサイクル協会のデータによると、国内では年間10万トンを超える色付きガラスびんが市町村から回収されています。回収されたびんはほぼ100%リサイクルされていますが、そのうち約7割は「びんtoびん」の水平リサイクルが行えず、その他の用途へ転用されているのが現状です。

出典:公益財団法人 日本容器包装リサイクル協会(https://www.jcpra.or.jp/library/record/)

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トーエイの挑戦

私たちトーエイ株式会社は、「地球に正しい環境づくり」という経営理念のもと、この「びんtoびん」ができない色付きガラスびんを含む、産業廃棄物や一般廃棄物として回収したガラス類を100%原料とし、独自の粉砕・造粒技術によって安全で滑らかな人工砂「サンドウエーブG」へと生まれ変わらせるリサイクル事業を展開しています。

トーエイでは、再利用が難しい色付きガラスびんから高品質な砂を製造するリサイクルを行っているんだ。

トーエイのガラスリサイクル事業について詳しく知る

ガラスを土に埋めて大丈夫?サンドウエーブGの安全性

「砕いたガラスを道路の下や土の中に埋めて、本当に安全なの?」「手で触って切れたりしないの?」と疑問に思われる方も多いかもしれません。しかし、サンドウエーブGは極めて安全で、自然の理にかなった資材です。その科学的な安全性と環境性能が高く評価され、愛知県のリサイクル資材評価制度(あいくる材)の認定をはじめ、エコマーク商品の認定など、数多くの公的認定を受けています。

もともとガラスは「地球の天然成分」からできている

ガラスの歴史は約5000年前にさかのぼりますが、その主原料は珪砂や石灰石などの天然鉱物です。ガラスを構成するケイ素やカルシウムは、地球の地殻そのものに含まれる主要元素です。つまり、サンドウエーブGは「役目を終えたガラスを、本来の姿である『地球の成分』に戻してあげる」という、非常に自然で循環的なサイクルを描いています。

有害物質ゼロ

再生材の中には有害物質を含んでいるものもあります。例えば、セメントコンクリートの再生材では水と接触することで癌などの原因となる六価クロムなどが溶出するリスクが懸念されますが、ガラスは人体に有害な物質を含まないため、有害物質が流出する心配がありません。

参考:コンクリート工学「コンクリートのライフサイクルと環境安全性」, J-STAGE
https://www.jstage.jst.go.jp/article/coj/61/5/61_375/_article/-char/ja

角を丸くする「エッジレス加工」

サンドウエーブGは特殊な加工技術によってガラス砂の鋭利な角を丸く削り落とす「エッジレス加工」が施されているため、素手で触れても切れる心配がなく、施工者や土中の生き物にも安全です。

天然砂の採掘をストップ!山や川の「生態系」を守る

私たちの社会を支える道路舗装、下水配管の埋設、建築基礎などのインフラ工事には、膨大な量の砂が使われています。しかし、そのために世界中で山を削り、川底や海底から天然の砂(山砂・川砂・海砂)を過剰に採掘し続けていることが、今や世界的な環境破壊を引き起こしています。

  • 森林破壊:山砂を採掘するために緑豊かな森林が切り開かれ、野生動物の住処が奪われる。
  • 水生生態系の破壊:川や海からの過剰な砂の採取により、水底がえぐられ、魚や水生生物の産卵場所が失われる。
  • 水質汚濁:採掘に伴う濁水が河川や沿岸のデリケートな環境を汚染する。

捨てられるはずだったガラスから作られるサンドウエーブGを天然砂の代替として使うことは、山や川の過剰な自然開拓を直接抑え、豊かな生物多様性を未来へ残すための力強い環境保全活動となります。

都市の気候を守る!「保水・透水性」による水の循環と冷却効果

サンドウエーブGは、都市の水と気候を守るうえでも大きな役割を果たします。 現代の都市はアスファルトやコンクリートで覆われ、雨水が地中にしみ込まないため、大雨の際の洪水被害が起きやすく、またアスファルトに熱がこもるヒートアイランド現象が深刻化しています。高い水はけ能力(透水性)をもつサンドウエーブGは、敷き詰められても粒子の隙間に体積比約30%もの水を蓄えることができます(1000㎥あたり300tに相当)。

サンドウエーブGがもたらす3つの都市環境改善

  1. ゲリラ豪雨・浸水被害の軽減:大雨の水を一気に地下へ浸透・貯留させ、街の浸水被害を抑えます。
  2. 健全な地下水循環の保全:雨水をただ下水道に流して捨てるのではなく、大地に染み込ませて健全な地下水系を守ります。
  3. 都市を冷ます「打ち水効果」:地下に貯留された雨水が蒸発するときの「気化熱」により、夏の過酷な路面温度を5〜10℃も低下させ、穏やかな気候へと導きます。

限界が迫る最終処分場の延命へ

私たちが直面しているもうひとつの切迫した問題が、ごみを埋め立てる最終処分場の寿命です。

環境省が公表しているデータによると、日本国内の最終処分場の残余年数(あと何年埋め立てられるか)は、以下のように極めて逼迫しています。

  • 一般廃棄物の最終処分場: 残余年数 約21.4年
  • 産業廃棄物の最終処分場: 残余年数 約17.4年

新たな埋立地を造り続ければ、さらに貴重な山林を切り開いて自然を傷つける悪循環が続きます。

このままでは、私たちの代だけでなく、私たちの子供や孫の世代へ「負の遺産」を押し付ける結果になってしまいます。埋め立て処分されるはずだったガラスを、100%大地に優しい資材として地中に還元していくことは、限界の迫った埋立地の寿命を延ばし、未来の世代が安心して暮らせる美しい地球を守ることにつながります。

まとめ

私たちトーエイ株式会社は、サンドウエーブGの製造にとどまらず、地域の小学校でのSDGs環境教育(出前授業)や工場見学など、次世代へリサイクルのバトンを渡す活動に本気で取り組んでいます。単にごみを処理するだけではなく、豊かな自然環境を正しい姿のまま次の世代へ引き継いでいくことを目指しています。

普段何気なく捨てていた色付きガラスびんが、こんなに地球や街を助けるすごい砂に変身していたなんて知らなかったよ!
「捨てればごみ、活かせば地球を救う資源」ということだね。

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